<実話>令和未解決事件
令和になり初めての未解決事件が起きたので初投稿です。
事件関係者(登場人物)
オタク(俺)
本事件の被害者であり、迷宮入りとなった後も事件を一人追い続けている。
事件の後遺症で甚大な火傷を負ったため現在も治療中である。
ナオトインティライミ(カメラマン)
本事件の容疑者①:とあるスキー場で雇われているカメラマン。ナオトインティライミのような顔をしている。
おっちゃん
本事件の容疑者②:とあるスキー場の従業員でありリフト関連の職員。おじさんの平均値といった顔をしている。特筆すべきところはない。
胎動(はじまり)
令和二年八月二十九日土曜日”一人”のオタク(俺)が山梨県にある清里高原へと発射された。ここ清里は都会からの距離もそこまで離れておらず、八ヶ岳に面した高原地帯であり標高が高いため、都会のむせ狂うような暑さを連日体験している筆者にとってはまさに格好の避暑地(オアシス)なのであった。私は電動自転車をレンタルし、より高みを目指すため清里駅から約6kmの坂道を上り今回の事件現場であるスキー場へと赴いたのである。
これは余談だが坂道は想定より傾斜がきつく筆者はマスクを着用していたため、自転車をこぎながら「シュコー......シュコー......(機械音)(ダースベイダー)」といった息切れを起こしていた。(ガチできつかった)
スキー場到着から事件発生まで
過酷な山を登り息を切らしながらやってきたオタクはまず駐輪場を探した。しかし駐輪場は見当たらず、あるのは駐車場だけ。筆者は気づけば駐車場を二周もしていた(痴呆)しかしそんなときにオタクの脳に電撃迸(はし)る。
「スキー場に駐輪場はありません(あたりまえ体操)(cowcow多田)(冷静沈着)」
スキー場にチャリ(ましてや電動ママチャリ)で来る人間は冷静に考えて存在しない。横浜の某中学生四人組ですら「チャリで来た(山奥のスキー場)」とはならないであろう。筆者はスキー場に確認を取ったうえで駐車場の隅に置かせてもらった。(確認の際、スキー場の受付の人たちが迫真的な顔をしていたのはまた別の話)
自転車を停めた筆者は、スキー場の頂上から見える景色が奇麗だという情報を聞きつけていたため、リフトに乗り山頂を目指すことにした。リフト券売機ではかなりの行列ができており、上から見る景色もさぞかし美しいのだろうと思い胸を一人高鳴らせていた。
しかし違和感を感じる。ナニかがおかしい。体調が悪いのではない。その違和感に気づくのにそう時間はかからなかった。その正体は、
「圧倒的孤独感」
である。周りはカップルや家族連れ、またはウェイ系と思われる集団ばかりであり、一人で来ているオタクなど私を除いて他にはいなかったのである。しかし小学校から高校まではみ出し者として扱われてきた筆者(暗黒時代)はこうした状況に対し耐性があったためかとあるケツイが芽生える。
「独(ひと)りで山を満喫してる姿を奴らに見せつけて虚無らせちゃるけえ。(広島弁)(みちづれ)あと山頂でスイーツ食べられるらしいからついでに店員も虚無らせるわよ。(弐撃決殺)」
ということで往復リフト券を購入し、小学生の様に颯爽とリフト乗り場に走っていった筆者(19歳児)、リフトの職員のおっちゃんにリフト券を見せ乗車に成功する。
リフトに乗車すると山の斜面にて一人のナオトインティライミが見えた。ナニやらカメラを構えている。ナオトはリフトに乗っている私に向けて斜面からこう言い放った。
「今、サービスで写真撮ってるんですよ~(スマイル)撮った写真は下のリフト乗り場で見れるのでよかったら見ていってくださいね~(マジキチスマイル)」
ナオトはこんなオタクを撮って何が楽しいのだろうか、後で一人で写っている写真を見ても虚無になるだけなんだよなあ。。。と思いながらも、カメラマンも仕事であるためしょうがないという結論に達した筆者は、ピースをしながら笑顔を作ろうとしたが、慣れていない所為かはにかむことはできず、オタク特有のニヤけ面をカメラマンに向けることとなった。(おそらく相当”ヤバい”顔をしていたのは間違いない)
写真の件はあったが無事に山頂に到着した筆者。リフト券売り場に行列ができていたこともあり、人は多かった。しかし天気が良かったため。素晴らしい景色が臨めた。
そこで私はこう言い放った。
「パフェパフェパフェイクイクイクイク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(激臭)(ヒトならざるモノ)」
筆者はケツイに満ち溢れていたため、山頂のカフェへと突撃した。女性の店員さんに相当ヤバい顔をされながらパフェとミルクを注文する姿は 想像を絶するものがあった。あまりに地獄すぎて何かしらのハラスメントに抵触している気さえしたが、私を縛れる法など存在しない。確固たる意志を持ち、無事パフェと八ヶ岳産の牛乳をgetすることが出来た。しかしそれと同時に大切なナニかを失った気がした。
美味しかった(1300円)(観光地価格)(小並感)
しばらくして、下山することを決めた筆者は、リフトの復路を辿ることとなった。
素晴らしい山頂の景色にさようならを告げ、リフト乗り場に着陸した。
下山してきた筆者に最初のリフト乗り場のおっちゃんが筆者に告げる。
「お疲れ様でした。リフトの途中で撮った写真は展示してありますのでよかったら見ていってくださいね~。あっ(意味深)」
一瞬戸惑い、何か禁忌に触れてしまったようなそぶりを見せたおっちゃんだったが(伏線)、私は「キモイ顔した俺を見に行くかあ(ニチャ)」位にしか考えていなかった。おっちゃんの左手側にあるのがそう(写真コーナー)であるのであろうと考えた私はそこへ赴いた。
そこで事件は発生(おこ)った
”ない”のである。私が写った写真がどこにも存在していなかった。理由はすぐに理解(わか)った。写真コーナーでは、スキー場への来場者が多かったためであろうか、撮った写真が多くすぐに特定できない為分かりやすく(カップルで来たお客様用)であったり(ご家族で来たお客様用)といったような来場客の体系に合わせた分類がなされていたのだ。(IQ200)
しかし私はカップルで来場してない(彼女が居ない)上にどう見てもおひとり様である。しかし、どこを探しても(おひとり様で来場したお客様用)といった類のモノを見つけることが出来なかった。(伏線回収)
ボ ケ が 代(絶叫)
↑
ガチでこの顔になった。
しかしこうなるとある問題が生じる。
あるべき所に存在していたはずの写真が消えてしまったのである。私が写った写真は果たしてどこに消えてしまったのであろうか?それについて少し考察してみたい。
考察パート
①ナオトインティライミ(カメラマン)が所持したままである。
スキー場のシステムでは、おそらくあのナオトインティライミが撮影した写真のデータを現像し写真コーナーに貼るというものであったはずである。しかし、写真コーナーに写真が無かった以上、ナオトインティライミが写真を握っているという可能性は妥当であろう。
「スキー場にノコノコ来たオタク君が必死に笑顔を作ろうとしている件についてwww」
などとまとめサイトに晒されたあげくあの一人で写ったキモイオタクの写真を肴に酒を呑んでいる可能性も捨てきれない。そうなっては私の沽券にかかわる。一刻も早く写真を回収する必要があるのである。
②おっちゃんがやむを得ず処分した。
ナオトインティライミが写真のデータを正常に送信していた場合、そのデータおよび現像した写真はおそらくリフト乗り場のおっちゃんに手渡されるはずである。ならば次に考えるのはおっちゃんがその写真を処分した可能性がある。恐らくスキー場は一人で来る客を全く想定していなかったのであろう。(そうであれば写真コーナーの説明がつかない)そのためオタクが一人で写っている写真を手にしたおっちゃんはスキー場上層部に指示されてやむをえず処分したという可能性がある。
上層部「一人でスキー場来てるやつおるやん、でも一人用の写真のスペースなんて用してないで。。。。。処分しても。。。バレへんか。。。」
上層部「やれ。」
おっちゃん「はい。」
といった会話があったに違いない。(名探偵コナン)
しかしおっちゃんに非はない。全ては一人で来る客を想定してなかったスキー場上層部の責任である。おっちゃん一人に実行させ、責任を逃れようとしている上層部を私は許すわけにはいかない(半沢直樹)
他にも様々な考察があるが並べると限りないので最も可能性が高いであろう二つを紹介した。しかし真相を裏付ける証拠が圧倒的に足りないのである。この事件の裏には企業の闇、はては安倍政権の陰謀が潜んでいるのかもしれない。しかし私は自身の名誉のため、断固としてあの写真がどうなったかの真相を知り、あの写真を回収しなければならないのだ。
まとめ
”旅行に一人で行ってはいけない(戒め)”
①旅行に行く際は一人ではなく複数人で行くと良いだろう。
②晴れの日に標高が高い場所へ行くときは日焼け止めを塗ってから行くといいだろう。(日焼け止めを塗らずに行ったため、日焼けしすぎて身体全体がヒリついたため)(伏線回収)
③清里ガチでいい所なので夏休みや冬休みを利用して訪れてみるといいだろう(媚びを売る)